高い給料と離職率が怖い!『外資をファーストキャリアにすべきか迷っています。』

高い給料と離職率が怖い!『外資をファーストキャリアにすべきか迷っています。』

ファーストキャリアの選び方について質問を頂きました。

◆Question (東京工業大学大学院 理工学研究科 KTさんの方より質問)

外資系をファーストキャリアにするか内資経由で外資に行くべきかどちらの方が成長できるか悩んでおります。 外資系の説明会に行くと必ず教育プログラムが整っているということを強調されます。しかし一年目から高額の年俸を頂くということは裏返せば当然、そ の年俸に見合う結果を求められていると思います。 ということは外資の成長とは結果がすぐに出る分野でのみ考えていると思います。

また、私は外資系戦略コンサルタントを第一志望としておりますが、会社説明会などに行くと離職率は20%~30%であるとの事でした。対して野村総合研究所などは離職率が4.5%であることを考えると本当に成長できるのはどちらなのか?

是非実際に働いている方に、会社説明会ではないこのような機会に教えていただきたいと考えております。

◆Answer (外資セミナーより)

どちらが向いているかは、どちらのカルチャーの方が貴方にフィットするかの見極めの問題となります。相談文からは、競争の激しい職場でより高い給料のためにしのぎを削るタイプの方ではないように感じます。

相談文の節々から、”安定的に長らく居て、そこで自分を成長させる”ことに、高い優先順位を置いておられるようです。

それでしたら、マッキンゼーなどより、野村総研などがより向いておられるのではないでしょうか。

外資系でも、競争的なカルチャーのファームと、牧歌的なカルチャーのファームが存在

外資が日系で分けるのは大雑把過ぎて適切な比較対象ではないです。外資コンサルでもマッキンゼーのように極めて競争的なところもあれば(ちなみに人は感じよく穏やかな人も多いのですが)、ADLのようにザ・日本の良いひとファームみたいなところもあります。

それでも総じて、外資系コンサルは、日系コンサルファームに比べ、競争が厳しいのは事実です。というのも、日系ファームは昇進や給料の差があまりつかないですが、外資系では昇進のスピードも大きく異なりますし、実際に向いてないと判断されたら、実質的に出ていくことになるケースは少なくないからです。

離職率で、ファームの良しあしを図るのはナンセンス

なお、離職率で成長の可否や職場の良し悪しを図るのはよくありません。たしかにどこかの産業のとある企業のように(名前を出すのは控えます)年間80%とかいう恐ろしいターンオーバー率だと問題ですが、コンサルティングや投資銀行といったプロフェッショナルファームで年間2割程度のターンオーバーがあるのはある種巡航速速度かと思います。

5%から10%が解雇され、同じくらいの比率の人がMBAに行ったり、競合他社に引き抜かれたり、金融や事業会社に転職したり、独立したり、という具合なのですから。仮に2割3割が全て解雇だと問題ですが、ターンオーバー率の中身を見ることが大切だといえるでしょう。

そもそもマッキンゼーと野村総研を比べれば、入る段階で前者タイプの方が、一社当たりの勤続年数が短い“転職性向”が高い人たちが入ってきているのですから。

年棒に見合う成果を出すプレッシャー:長期的にみれば、大して報酬の差はない?

最後に年棒に見合う結果を出すプレッシャー、という言葉を頂きました。当然これらは意識すべきことですが、それは日系でも外資系でも同じことでしょう。自分が価値を出していないのに、それ以上の給料をもらっていると、どんな会社にいても周囲の視線からして、いづらいものなのです。

なお、コンサルティングファームの、外資系と日系のトップファームを比べれば、給料の差は大したことないように思います。経営共創基盤などは、上の方の人は外資コンサルのマネジメントくらいは貰っているでしょう。

日系企業に比べれば入社後数年は年棒の差が大きいでしょうが、これも30歳前後になれば総合商社などと大して変わらなくなり、一部外資金融に比べるとはるかに見劣りする給与です。

日系と外資のコンサル給料の差は、やはり勤続期間の違いと、外資系は退職金があまりないのでその分、毎年の給料に乗っかっていると考えれば、そう大きな差もないのです。

結論を申し上げれば、年棒からくるプレッシャーや離職率の高さへの心配、長期的に成長し続けられるかという”心配の種類”を冠が見るに、そもそも自分がどちらのタイプの会社にフィットがあるか、相談文から既に答えが出ているように思います。

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