東京大学工学部 Tさんより質問
・GDでのたち振る舞い(結局自分の意見を突き通す人が通っているイメージがありますが、本当にそれでいいんでしょうか? どんな人でも意見に矛盾点が少しは見受けられ、それを無理やり押し通す人もGDで見受けられるような気がします。)
・志望動機(一応各社ごとに志望動機を変えているのですが、一回、最終面接で志望動機の部分で落とされた気がするので、志望動機を言う上で注意すべきことを教えていただきたいです。)
講師からの返答
グループディスカッションの立ち振る舞いに関しては既に多くの情報がネットで氾濫しています。strong careerでは総じて、議論の全体感を踏まえて、分析のフレームワークの軸出し、分析結果に整合性のある解決策の複数提案、また発言できていない人を活性化させ、いい議論の雰囲気を出すチームワーク感を心がけることを推奨しています。
なお面接は大学時代や受験時代のマニュアルのようなものは存在しません。よって無理やり押し通しても通る人は通りますし、協調性があっても落ちる人は落ちます。
ただ一般的に常識的に見て、好ましい人と思われるような立ち振る舞いをするのは面接に限らず対人折衝する際の基本要素です。
うわずった声で早口でまくし立て、無礼な調子で他人の意見をさえぎったり、逆に相手の意見を尊重している素振りを見せようと必死になってるな、というパフォーマンスも、面接をする側にはひしひしと伝わってくるものなのです。
知性を分析の軸とフレームワークの設定で示し、協調性とリーダーシップを落ち着いた感じのいい笑顔を忘れないコミニュケーションと、他者への配慮で示しましょう。
これができて一旦「いいやつ」と思われたなら、多少の矛盾や勉強不足があってもご愛嬌。結局、好かれる人が上に上がるのがビジネス社会なのです。
なお志望動機で最終面接落とされた、、というご懸念は、分析的/マニュアル的に考えるようプログラムされてしまった日本のいわゆる「いい大学」の学生に典型的に見られる思考の罠と言えます。
実際は、志望動機の一つや二つ悪かったところで、他の要素が素晴らしかったのに落ちる、ということはありません。(といっても変わった面接官も居ますので、断定はできませんが。。)
ただstrong career配布のテキストにも強調してありますが、志望動機を言う際は産業レベル、企業レベル、部門レベルで、”確かに将来ビジョンと合致していて、君の強みを活かせて、他の職業を選ぶより弊社にとっても君にとってもいいな。。”と思わせるよう、これらの要素を意識した上で準備されることをお勧め致します。