コンサル・外資金融対策で無駄な努力を繰り返す、激ヤバ就活生3大パターンとは?
売れ残った就活本をガムシャラに読み漁り、役に立たないOB訪問で先輩に威張られた後、深夜の11時に閉店間際のスタバで、暇なあなたの友人はこう切り出す。
”オレだったら、今のオマエを採らないな”
”オマエの志望動機、結局将来何をやりたいのかわからないヨ”
”オマエの履歴書、オマエっていう人間が浮かんでこないんだよな・・・”
――朝の二時まで、仲介業者が参加学生一人当たり2万円を企業から徴収している「金儲けセミナー」にエントリーシートを(心を込めて)手書きで書く時間があったら、是非とも以下の問いを自問して欲しい。
「私は戦略的な面接対策を行なっているのだろうか?」
1.結局何が聞かれるか
2.受かっているヤツはどう答えているか
3.そもそも自分は何に向いているのか
――この3点に繋がる対策を、あなたの就職対策法は提供しているだろうか。しかも、投資銀行/戦略コンサルという特殊な業界に限定して――。
これらを2時間に詰めるだけ詰めたのが、当セミナーの特色だ。
20万も30万も払って数ヶ月、通わなければならない”就活塾”は、明らかに忙しい就職/転職活動中の諸君の利益を損なっている。厚さ3センチ、501ページに及ぶ「面接の達人」とかを読んで、「達人」を目指すのも考え直した方がいい。
皆さんが二時間でさらされる知識は、私が230回/10年間外資面接を繰り広げて獲得した外資面接現場のノウハウである。(以前は180回と言っていたが、今年はさらに6社/50セットの面接を行なった。受かったところに、あやうく勢いで転職してしまうところであった・・・。)
Strategy &の面接担当が出だしに”成功体験を三つ”聞いてくることや、ATカーニーで趣味は?と聞かれサッカーと答えればサッカーファンを二倍にするには?と聞かれること。
GS(ゴールドマンサックス)の不良債権処理チームであなたの賢いポイント3つはと聞かれること、シティグループの調査部でセルサイドアナリストの今後の姿について聞かれること・・・またそれにどう答えれば、合格したのかを皆さんに伝えたい。
当然、アーサーディーリトルに”これは採用に関係ない”とか言っておきながら、ディナー面接でしっかり採否が決定していたことや、BCG(ボストンコンサルティンググループ)が何故か毎年”スキー場の来場者を3倍にする方法”を聞いてくることも皆さんに伝えたい。
この他、膨大な数の各社面接質問内容/ケース面接事例に加え、どう答えて合格したのかも皆さんと共有しよう。
当然共有するのは各社個別のアドホックな面接内容に終始しない。
頻出問題である”なぜこの業界を志望するのか””あなたの強みは何か”といったオーソドックスな(しかし回答者間であまりにも差がでる)質問に対し、コンサルやバンカーがどんな内容をどんな深さで求めているかをあなたは知るだろう。
また当セミナーに参加してくれる諸君が提供してくれる、膨大な量の”直近質問リスト” の集大成もあなたを助けてくれる。
安心して欲しい。「"僕は"と書かずに”私は”と書く」「今まで成し遂げたことを10個メモに書け!」などのメッセージは、紀伊国屋に並ぶ分厚い面接対策本とその熱心な読者にお任せしている。
これを2時間受ければ受かる、などとは言わない。あなたは知的なトラックレコード(学歴/職歴or相応の資格)を有している必要があるし、将来何をしたいのか、や、自分は何が得意なのか、などの自己分析は言わずもがなである。
論理的思考能力は言うに及ばない。基本的に「地力はあるものの面接のポイントを知らないばかりに損をしている」志望者が、当セミナーから最大の利益を得るであろう。
逆に言えば、”コミニュケーション能力不足に絶大な自信”があったり、”明らかに自分は論理的ではないという自負”のある方は、5000円と二時間を無駄にしてはいけない。
コロナ被害にあえぐ旅館と食堂にに5000円づつ寄付をして、早めに他の業界を視野にいれたほうがいい。
もしもあなたが、有力な候補だが、”放っておいても一月にBCGとマックに奪い合われる極一部の人々”のレベルに達していない場合、また他の就活セミナーが低レベルかありきたりで役に立たなかった場合、もしくは若手のコンサルやバンカー数人の与太話に辟易としている人(ただし皮肉屋は困るので、礼儀正しく可愛げのある人)は、是非奮って参加して欲しい。
効果は上がっているし、内定者も非常に感謝してくれている。前年度参加の先輩からの紹介が多いのは、当セミナーの誇りである。
外資コンサル/外資金融で内定を得たセミナー参加者の皆さんで例年同窓会を開いているが、その場は蒼々たるファームに行く人々だけに、就職/転職後も有用なコミニュティのきっかけとなっている。
そして何よりも、これら業界研究や面接対策という努力の前に、そもそも目指す先が自分に向いているキャリアなのかどうか、体系的に考えるプロセスを習慣化させることが、我々の最大の関心事項である。
東大法学部ならこの業界が人気、慶応SFCならこの業界が人気、、などと、世間知らずの先輩や友人が就活業者の宣伝と無意味な「就活人気ランキング」に踊らされている無ざまな姿に、付き合うのは止めよう。
近視眼的な面接対策だけでなく、貴方だけは本質的に、「自分が好きなこと」x「自分が得意なこと」x「需要があること」=楽しみながら感謝されること=自分らしい仕事 だという「キャリア選択のニルヴァーナ(悟り)」に近づくことが、我々の本質的ミッションなのである。
ただでも時間がかかって疲れる就活、その本質的な目的とそれに貢献する努力を吟味することなく、無駄な就活本x無駄な就活セミナーx無駄な模擬面接の「3大無駄就活」に埋没しないよう、注意することをお勧めしたい。