プライベートエクイティからスタートアップ転職・起業で失敗しないための注意点
PEを辞め、うまくベンチャー起業家に転身したひとたちに、実は充実したひとが多い。
そもそもの話、ファイナンスができるCFO職は、いまやベンチャー企業のあいだで引っ張りだこ状態だ。ベンチャーの創業は、原則、技術開発からはいるため、とにかくベータ版をだしてユーザー数を増やすのに集中するケースがおおい。足元の資金繰りは、創業者らが見様見真似のエクセル加工で資料作成し、低バリュエーションでの増資と融資とで切り抜ける。
そして、だんだん会社が成長してくると、ファイナンス周りでより高度な専門性が必要とされてきて、外部株主や主幹事証券からも、専門性ある財務管掌役員の招聘を強く求められる。
結果、いまやベンチャー企業へのCFO転職は、完全なる売り手市場になってしまった。リクルーターへ募集要項をだそうにも、「いまは候補者は枯渇状態でおりません。情報がはいりましたらお知らせします」といった具合で、真剣に取り合ってさえくれない始末である。
もっぱら、...