外銀から留学して転職してやる!!「将来はMBAかロースクールか?」

外銀から留学して転職してやる!!「将来はMBAかロースクールか?」

キャリアの選択肢を増やすことは人生のリスクヘッジをすることである。その際に最も重要なのは自分が本当にやりたいことは何かを考えることである。そして「これまでの自分」ではなく、「これから成りたい自分」を基準にして具体化していくべきである。

外資系証券会社 ECM勤務 男性より質問

私は、去年大学を卒業し、欧州系の某大手証券会社の資本市場部で仕事をしています。といっても、人生本当に何がやりたいのか分かっていなくて、将来の選択肢を広め、人生の視野も広めるためにアメリカでMBAかロースクール留学を考えています。 

漠然とした質問で恐縮なのですが、私のこういう考え方の方向性について御セミナー先生方のご意見やアドバイスをして頂けますでしょうか? 

今の時点で職歴は1年、留学が開始するまでには少なくとも2年はある計算で、いまのCapital Marketsという部門もレジュメ上「つぶし」のきく職歴に該当するのかな、といろいろ曖昧に考えすぎて、迷っております。

講師による回答:プレミアム0円の、人生のコールオプション

心配無用です。
貴方は非常に迷っておられる。
しかしそれはとても健全な悩みです。 

「今プレミアム0円で、人生のコールオプションを買っている」という風に捕らえて、これからも堂々と真剣に悩み続けましょう。

キャリアの選択肢を増やすことは人生の中長期的リスクをヘッジすること

さて、貴方の大まかな悩みについて、私は「何年後にこの学校にいってこうしろ」という答えを差し上げることはもちろんできません。

貴方の人生、貴方が決めるからこそその決断に責任感を持ち、結果として持続と成功と自信に繋がるものであるはずです。

しかし、私の外資系証券会社から米国ロースクールへと歩んだ経験を生かし、「考え方」のフレームワークをお伝えすることはできます
これを踏まえた上で、以下に私の所見を述べます。

自分が本当の本当にやりたい事は何か

まず最初に、自分が本当の本当にやりたい事は何かを考えましょう。
仕事の役職名は思いつかなくとも、好きなことくらいはあるでしょう。
それが大事なのです。


実は政治家を相手に大きなディールを動かしたい、といったことかもしれません。
あるいは、趣味がカラオケと音楽で、自分自身、セミプロで歌手やギタリストを目指していたけど不安定なので金融にきている、という人も見たことがあります。

こういった興味関心をもっているだけでも、留学先の決断に指針を与えるものです。

自分及び友人の事例

たとえば前者の政治意識の強い元証券マン。これは筆者である私自身の体験です。
よって、私の場合は、Juris Doctor degreeと呼ばれる、アメリカのロースクールで得られる学位を取得しました。しばらく米国法弁護士を世界のあちこちでやったあと、故郷に立ち返って政界出馬をもくろんでいます。

あと、後者に上げた、音楽の好きな証券マン。こちらももちろん実在の方で、私の金融時代の元同僚です。肝心なことに彼も、自分のやりたい事をとても大事にし、それを中心的に考えました。よって、MBAにもロースクールにもいかず、アメリカのポップアーティスト育成で名のある某音楽大学に脱サラ・社会人留学を果たしたのです。

そこで、一流のカリキュラムをマスターし、今後日本でファンド形式でお金を集めて全国規模で質の高い音楽学校を設立するとのことです。

ここでもまた、金融の素養と個人的な情熱が融合し、留学とキャリアの独自の選択肢へと具現化がなされています。

「これから成りたい自分」を起点に将来を具現化する

以下は二次的な議題になりますが、その中でも重要なのは貴方の資力。アメリカ留学は、学費や生活費、一切合財を含めて年間800万円を覚悟しましょう

ただ、博士課程ならば学費がタダに近かったり、奨学金の機会が多いと聞きます。
自分が支払いきれるプログラムの類を、じっくり調べて見極めましょう。貴方があと何年間働いてから留学をすることになるのか、にも影響します。

そして年齢も重要なファクターです。
いくら優秀でも、歳をとりすぎていればキャリア転換はむずかしいものです。
管理職の年齢の人がいきなりMBAを取得しても、会社からすれば雇い辛い候補としかいいようがありません。勉強は、特段の理由が無い限りにおいて、早いにこしたことはないと考えましょう。

トップロースクールは、TOEFL満点でも歯が立たないレベル?

最後に貴方の能力です。英語力など、ピンからキリまでありますが、いかがでしょうか。
ロースクールでは、TOEFLで最高点近くをとっていても歯が立たないくらい、非常に高度な読解力とspeakingのスキルが要求されます。

その他の学校では、一般社会人がPrinceton Review やKaplanなどの予備校にかよってGMATなどの点数をあげるだけで、現地の留学先でも十分やっていける方が多いと思います。

トップ20校に入らないと、卒業後の就活で苦労するが、”能力要素はプラス事項”と考えよう

学校にいってからも競争社会は一緒。全米ランキング20位以下とか、あまり知名度の低い大学院にいくと、それだけ速やかな就職が難しくなることにも留意しましょう。

この「能力」の項目を最後に記載したのには特別な理由があります。能力は努力次第であげられる。だから、本気でやる気があるなら、能力とは貴方のやりたい事への制限事項ではなく、これから身に着けることのできるプラス事項であると認識しましょう。

「これまでの自分」ではなく、「これからの自分」を軸にキャリアを考えよう

私の主たるメッセージは、貴方の質問にあるように漠然と、留学を視野にいれた将来を思考する際、「これまでの自分」を考えのスタート地点にするのではなく、「これから成りたい自分」から始めて上記の条件などに照らし合わせて具現化・現実化してゆく、というプロセスを是非歩んでほしい、ということです。

こんな記事も読まれています


連載カテゴリー

カテゴリランキング
総合アクセスランキング

\\ 過去15年間の外資系キャリア相談・金融スキル研修セミナー //
Dummy1 3a5021c785a64247421b298e1c552bd00e81bd068e765124df37ec814305d965
Dummy2 2b25601816782f8e9a58fe84faa98049eb416164be725328ea425b1e46da7bf8
Dummy3 f351bd3c2d4d0eda5318e41727197d9f4ba115da0ec5d94a74e9924344511168
Dummy4 6bc3e47e92e64128ab07a62c437cfbedce3953c5843bb7413a896546e8746975
Dummy5 54f3381e347fd6503a3d89d94dacffaf5207ba034cb3418a6e1299f5ffe500f7
Dummy6 92640dab12911eb44eb46b1697efc0e24a136775b48a1d0e9544cb99e727459e
Dummy7 87233ab8cbb22d02baa119d32d83cfa78bef326bf52e5ff5c571b43c5fe2deaf
Dummy8 9ceb61bc5a5453d977c3f5bb121da5b1567cee07c258d1c54ab816c04d6ed3a8
Dummy9 faf593019507d7b0a73430721e3e673f214f3989c96d7d21aec02369b030b8da
Dummy10 cc7963c5673a61181749155ef526b9c695559fffced318c8a1684c039b32172b
Dummy11 efc7f8dc5c150d1fd8fa6dddd92208bec2563a290b886f8b1045476c92e6a1b9
Dummy12 4d444d456fdb3a64bc7fa78a33a58d38dd0ce37718ed332e93a1fe16105fb142
Dummy13 127c4d99786b947d9ea151f6afed789a24b583684ae54d9002195f78905ff244
Dummy14 f8c1e7307dbc717d7c602c7c04483522ae0bd95ed76dfb43ec69a31aecbb63fa
Dummy15 9eb156361ef498a617d87f6547abe0ecf5dba149c25854640fdf85445a22eb69