コロナショックで一服したとはいえ、コンサル市場が継続的な成長と急速な変化を続けています。しかしながら一時のコンサルとは似ても似つかぬ、SI下請け、現場常駐、質の低い社員、不公平な昇進など、”ブラック企業”ぶりに辟易としているコンサルタントも増えています。2019年に日本中を熱狂させたラグビーニュージーランド代表よりも”オールブラックス”という称号が似合いかねない、そのブラックな実態と、転職適性を論じます。
新卒
外資コンサル筆記試験対策で、本当に役に立つたった一つの安価な方法
コンサルの筆記試験対策は、何をするのが短期的にも長期的にもメリットが大きいのでしょうか?
コンサル面接対策事例~志望動機・コンサルへ活かせる強みの完全失敗パターンとは?
MBBに入社しても十分活躍できる基本的能力の高さを有しながら、面接準備が浅すぎて、面接での回答内容が凡庸すぎる候補者は、面接官の悩みの種です。それは、面接対策を十分にしてきたが、そもそも能力がコンサル向きでない人に比べ、入社後結局活躍するのは前者だからです。以下にマッキンゼー、BCG、ベイン外資系コンサルティングファームで十分通用する能力と、MBB好みする経験を有していながら、面接でのアピールで3大凡庸志望動機を語ってしまっているケースを紹介いたします。同じ轍を踏まないよう、ご参考ください。
若手コンサルが成功するために必要な3大要素とは?~コンサル成長速度が肝心!
実務経験がないことからくるコンプレックスをコンサル志望者は抱きがちですが、実は新卒上がりのコンサルタントも、実務経験のなさを不安に思うもの。今では事業会社とコンサルタントの往来が活発になっていて「机上の空論度」も低下してきていますが、そもそもコンサルの成否を決めるのは、スキルや経験ではなく「学習速度・成長速度」の速さです。言い換えれば、優秀な人材を早く成長させられるファームこそ、真のトップコンサルファームだと言えるでしょう。
戦略コンサル解雇!?『アップオアアウト―退職理由は解雇が殆どか?』
コンサルの退職理由についてご紹介します。アップオアアウトは実際に適用されるのでしょうか?結論を言えば、人手不足のこのご時世、”向いてなくて自発的に辞める”人はたくさんいても、会社から放り出される人はあまりいません。しかし、向いていないコンサルにしがみつき”コンサルからの転職適齢期”を逃すと、将来大後悔することに。何しろ長いキャリア人生のうち、実は向いている仕事をポテンシャル採用で探せるのは、30代半ば迄の15年しか無いのです。”アップオアステイ”などと言って長居する事のリスクをよく考えましょう。
複数内定と内定辞退~戦略コンサルと投資銀行どちらに行くべきか、3大比較ポイント
戦略コンサルと投資銀行のIBDどちらをファーストキャリアにすれば良いか、悩む就活生が多いと思います。とくに同時に複数内定すると、悩んで当然です。ここでは一般論としてどちらが御勧めかというご質問ですが、就活に一般論は不要です。大切なのは自己分析と照らし合わせた、個別具体論なのです。しかしそれでも強いて一般化するならば「何が何でも両方経験したい」と思い込まずに、新卒給料のたかだか数百万の差に踊らされず、週末でもやりたいような胸がときめく方を選ぶことをお勧めいたします。
コンサル転職者の前職10パターン~外資戦略コンサルは中途転職が新卒より有利か?
外資系戦略コンサルは、新卒より中途転職が有利なのでしょうか?転職時はどのような前職・能力が評価されるのでしょうか?未経験・第二新卒が転職後に後悔しないために、何を知っておくべきでしょうか?若い新卒の方が、コンサルとのフィットが無かった時の転職が有利です。シニア採用であれば良質のケースを売り、社員を育てられる人が求められます。またそもそもコンサルは、環境適応能力と承認欲求、知的好奇心が必要です。そしてパートナーを目指すのであれば、そもそも学習速度の速さとチームワーク能力の高さが重要です。
外資金融を解雇されて日系に雇われても、日系証券を解雇された人を外資は雇わない!
外資系金融機関と日系金融機関を比べたがる人は非常に多い。外資系、とくに米系金融機関は、グローバル資本主義の象徴的な機関であるため、容赦なき資本の論理で経営されることになる。つまり稼げる人にはアップサイドを積んで奪い合うが、稼げない人は容赦なく解雇する。これに対し日本の金融機関は、日本のシステムがどちらかといえば社会民主主義色が強いのを反映し、アップサイドは税金と他の社員への分配で限られる反面、ダウンサイドでも山一のように潰れない限り、解雇されるリスクは極めて低い。以下に解説しよう。
コンサルティング業界の仕事はきついが、コンサルになるには過度の心配は無用!
コンサルという仕事への就職・転職は、自分のキャリアにとって、どのような位置づけになるのでしょうか?基本的には激務だからこその「基礎体力強化期間」であり、好きな仕事に絞る前のモラトリアム期間としてコンサルを経験する方が多いのですが、リスクはいつまでもモラトリアム期間で基礎体力ばかり強化してしまうケースです。長居しすぎると、コンサルの特殊な立ち位置での成長カーブが鈍化し、視野が意外と狭まることもあります。しかしそれでも、コンサル生活を後悔するより、十分学んだと前向きの転職をする人のほうが多いです。
コンサルや外資金融に限らず、トップ企業が雇いたい新卒学生3大ファクターとは?
この「企業が学生に求めるものは何か」「何をアピールすれば採用したいと思われるのか」という問いは、弊社がキャリア相談を受け付け始めた20年前から毎年、変わることなく、聞かれ続ける問題です。まず実は、そんなこと考えてる時点で、企業にとっては残念な就活生になってしまっています。また学生同士の能力の差はけっしてちっぽけではなく、非常に大きい上、学生時代に本当に凄かった人は、社会人になっても活躍する確率が高いのも、厳然たる事実なのです。以下では御質問にお答えして最大公約数的に求められる要素を解説します。
入社直後から活躍する新卒コンサル5大成功ファクター
新卒でも、コンサルとして活躍できるのか、と思われる方は少なくないでしょう。しかし、現場では、新卒は新卒なりにやることがたくさんあります。新卒で、コンサルに入った場合の、活躍する人の特質と、「まずもって上司にとって、やってくれるとありがたい仕事」を説明します。
BCG、人を採用しすぎで、コンサルになっても、市場価値は低下ぎみ?
戦略コンサルの人数が急増し、コンサルタントの転職後の価値が落ちているのではないか? 回答としては、”そんなことはない、肝心なのは何を経験してどんなスピードで昇進して、何歳でコンサルを卒業し、将来何をやりたいか”によりけりだ。20代で過ごすMBBのキャリアの価値は今後も高止まりするだろう。