激務の果てに欲しいもの~ピカイチに虚しい外資金融転職の3大雑務とは??
若手投資銀行家の悲惨な実態~激務内容3パターン
既に覚悟が出来ている方も多いとは思うが、アナリスト、アソシエイト時代は大抵が、まず第一に資料にミスがないかチェックしつつ “パワポのフォントがグローバルフォーマットと適合しているかどうか”にキャリア人生をかけて取り組むのである。
第二に、エクセルワークが死ぬほど多い。アナリストの時代は、マクロを使ってデータアップデートなどを自動化し、正確に早くできるかどうかが命運を分ける。
第三に、これが結構虚しいのだが、「いかにうちのバンクがM&Aや増資、転換社債の発行で、グローバルでも日本でもナンバーワンか」というピッチ資料を、対象データを期間やサイズで区切ったり、なんやかんやイチャモンをつけて他社の大規模ディールを排除したりして、ほぼ全てのバンクが「うちが一位」みたいなピッチ資料を創る日々が待っているのだ。
これは顧客企業の問題点やソリューションを考えることに全く貢献しないので、投資銀行若手の虚しい作業の中でも、しょうもなさはピカイチではなかろうか。
以下に、投資銀行の激務から得られるものと失うものを紹介しよう。最近、アナリストーアソシエイトを6年やり、今年からバイスプレジデントになった外銀各社の友人達は、“結局1年目と大して変わらない泥作業が6年続いた”と嘆息する。