プライベートエクイティ採用の現場より転職者の特長分析
プライベートエクイティの仕事内容を分解すると、投資銀行のMAチーム的な側面と、経営コンサルによるオペレーショナルバリューアップの側面、また弁護士による契約・交渉・エクセキュ―ションの側面があります。
このような連関性から、プライベートエクイティファンドに採用される人は御存じのように、第一にコンサル・投資銀行MA部門上がりです。
MBBといったコンサルトップファームで活躍し(単にいただけではなく、活躍したスター選手であることが多い)、ないしゴールドマンサックスなど投資銀行のMA部門で、同期の花だったような人、他には大手弁護士事務所出身の弁護士だったり、というパターンが多いです。
第二に、他の独立系プライベートエクイティファンドからの転職ケースもあります。
ただし他のPEファンドから採用するのは、実はパートナー同士が遠慮して嫌がったりします。
というのもこの業界は人間関係が密接で、時に競合だが時に共同投資家、時に投資先を他のファンドに売ったりと、関係を一部でこじらせると、...