コンサルキャリアパスの実態とは!?30代ソコソコでも、大成功している人が多い

コンサルキャリアパスの実態とは!?30代ソコソコでも、大成功している人が多い

コンサルティングファームをに入れば、その後長らく働いた後、同期はどのような業界に転身していくのでしょうか。その多様な実例を紹介します。そして、”30半ば”というのは、様々な挑戦をして多方面でリーダーになっていておかしくない年齢であることを論じます。

外資系戦略コンサルタントの転職先は極めて多様

昨日はコンサル時代の先輩が家を訪れて、その後のコンサル同僚のキャリアを話していたのだが、その多様性が面白い。たかだか30そこそこにして、いろんな分野で大活躍しているのだ。

極めて多様で、”典型的なキャリアパス”というパターン化が出来ないのだが、(そういう同窓会に来るのは成功者バイアスが働くとはいえ)ダボス会議の常連になったりフォーブスでよく特集されたり日経新聞によくコメントしていたりと、多様な分野で成功裏にキャリアパスを歩んだ人が多いのである。

以下ではその、”コンサル後のキャリアパス”の2018年版実態を紹介させていただこう。

コンサルに居続けて若くしてパートナーに昇進

皆がコンサルを数年で辞めてPEファンドやスタートアップに流れたのち、生真面目な性格のためか一人10年以上新卒で入った会社に居続けて、そのままパートナーになり、次の社長候補にまで出世していた。

ADLにしてもCDIにしても、比較的小規模ファームで起こりやすいのかもしれない(といってもサンプルが小さすぎるが)が、30代半ばですでにファームの中核人材になっているケースもあるのである。

これを残存者利益というのだろうか。はたまた、向いていたからこそコンサルに長居し、成功されたのだろうか。とにかく、あの初々しかった新卒コンサルタントが、たかだか10年で立派にそのファームの経営を担うまでになっていたのである。

思えばマクロン大統領も40だし、カナダのトゥルドー首相も40半ばだ。大国の大統領、首相でもこのくらいの年齢で就任するご時世なのだから、大企業のCEOくらい、別に30代で就任しててもおかしくないのである。

多国籍マルチビリオン企業に比べれば、大手ファームと言えども規模の小さいコンサルファームは、30そこそこで社長目指すくらいの気概があっても悪くないだろう(実際には日本はお客さんがシニアなので、年配者でないとリーダーは務まらないのだが。)

独立したフリーランスコンサルタント

私のビジネススクール時代の友人だが、某国のローランドベルガーを出て、退社後も、ボスに気に入られていたので、そのまま独立コンサルタントとして古巣のプロジェクトに入りつつ、勤務時よりよっぽど高い業務委託料で働いている人がいる。

また同じく、欧州のベインの友人は独立した後、古巣からお客をもっていって、そのまま個人で、同じく退社した同僚とクラウドコンサルティングネットワークを築いて様々なプロジェクトを行っている。コンサルタントの働き方もかなり多様になったものである。

なお日本国内においても、私の古巣コンサルファームでは、コンサルを退職して様々な大企業の経営企画室やベンチャーサポートを渡り歩いたのち、古巣に戻ってきてシニアアドバイザーみたいな形で、パートタイムでコンサルをやっている人もいる。

昔絶対的な上司だった人が、今や上で述べた”新卒から居続けてパートナーになった人”に使われている姿を見るのは、なかなか感慨深いものがある。

プライベートエクイティに転身 (しかも30半ばで独立)

PEファームに転職するのは、大抵MBBのトップティアファーム出身者だ。ベインからCVCに行く人がやたらと多いし(その割にすぐやめるのだが)、マッキンゼーからユニゾンに行く人が多い(そういえば、BCG出身の人、ユニゾンに一人もいない)。

APにはMBB各ファームから結構人が流れている。ちなみに私の後輩が最近、ベインアンドカンパニーからベインキャピタルに入ったが、ベインキャピタルは非常に案件の質が高くパフォーマンスも高く、ついでに給料も高いので、私も内心、羨ましく思っているくらいである(ただ若手はハードワークなので、働き者でないと務まらないが。)

ちなみにPEに転身したのみならず、さらに数年後自分でファンドを立ち上げた強者もいる。たかだか30代中盤なのに、前職の担当案件でのパフォーマンスが良くてLP投資家の信頼を受け、自分で独立したのだ。

しかも驚いたことにそのような人は私の同窓生に2人いる。30代そこそこで、数十億なら前職の金持ちのパートナーや個人的なネットワークで集めてきて、ファンドを始められるご時世なのである。

海外でアントレプレナーに転身

台湾のとある大手企業グループに直訴して入社し、会長の右腕として中国大陸に渡り食品ビジネスに身を転じた先輩がいる。

彼は久しぶりに会うと、四川省で焼肉とすき焼きのチェーン展開を任されていて、いつの間にか流ちょうな中国語で現地の数百人のスタッフに朝礼で訓示を垂れていた(実際に彼を四川省に訪問したので、本当の話。人は3年で、いざ本当に必要になれば、外国語ペラペラになれるものである)

なお凄いのが、”世界中の貧困をなくす!”などといって自分でマイクロファイナンスのファンドを立ち上げて、持ち前の情熱とコミットメントで人と資金を集め、しまいに今ではスリランカやらインドやらミャンマーでマイクロファイナンスファンドを立ち上げた。

いまや数百億のバリュエーションがついているが、目指すはまずは運用1兆円規模という。ここまで書くと誰のことか分かる方も多いと思うが、五常&カンパニーの慎さんのような凄い事例もある。

スタートアップを転々としてストックオプションで資産家に

大手企業の経営陣に迎えられ、そのまま社長室長や経営を任されるようになった人もいる。彼はスタートアップを転々としてきたので、各社でストックオプションをもらい、また各社が結構伸びているだけに、資産は数十億に達していた。

これはコンサルのパートナーを大手ファームでやってもまず稼げない水準であり、「なるほど、真面目に大企業で勤め上げるのではなく、延びるスタートアップでキャピタルゲイン」モデルが随分増えたことを実感させられたのであった。

彼の平均在職期間は3-4年と、コンサルファームへの在職期間と同等なのだが、思えば今は数年単位で転職するキャリアも可能である。

コンサルになりたい人が思いがちな”様々な企業を経験したい”というのは、別にコンサルにならなくても複数の事業会社を渡り歩いても同じ経験ができることを意味する。

しかも上手く企業を選べば、成長企業のストックオプションで30代で(金銭的には)人生一丁上がりになる機会を持ちながら、である。

ベンチャーキャピタルに転じて、投資先がユニコーンへ

コンサル後、ハーバードに行って、その後ヘッジファンドに入ろうとするがやめて、当時は小さかったベンチャーキャピタルに入って、その後10年で業界の第一人者に成長した方もいる。

この方は私のコンサル時代の先輩だが、某ベンチャーキャピタルでパートナーになり、しかも手掛けた案件がユニコーン上場を果たしたので、キャリーを計算するとこれまた何十億と手にしたことになる。

こう考えると、以前の”コンサル後はバイアウトファンドで、比較的楽なワークライフバランスで毎年5000万貰って、10年に一回キャリーで何億か貰う”という”一昔前の成功モデル”がかなり寂しく思えてしまう。

なお信じられないことに、彼が手掛けた案件のロス率は、ベンチャー投資であるにもかかわらず5割で高いリターンを挙げていて、元本割れした案件は数割にとどまるというのだ。

しかも手掛けた案件で上場までこぎつけた案件が多いこと多いこと。。

思うに技術革新(特に通信技術)とベンチャーキャピタル市場の発達および、失敗しても若手人材不足でいつでも転職できることを鑑みると、日本みたいな成熟市場でもベンチャーキャピタルというアセットクラスの魅力度が、資本市場のみならず労働市場でも増しているようである。

コンサルキャリアパスまとめ:非常に多様で、機会に満ち溢れている

よく当セミナーでも”コンサル後のキャリアパスは何ですか”という質問が寄せられるので、これを機に一気に答えてみた。

もちろん、コンサル後のキャリアパスは他にもたくさんある。中にはお笑い芸人になった人もいる(あまり売れていないが)し、大学に戻って教鞭をとっている人もいる(ビジネススクールで教える人が多い)。

医療ベンチャーに医者のバックグラウンドを活かして転身した人もいるし、投資会社のデューディリジェンスコンサルを始めてキャッシュを稼ぎ、それを投資に回してコンサルと投資会社のハイブリッドのような企業を立ち上げ、急速に成長している友人もいる。

ただ見渡せば、20代や30前半の、まだテストステロンが多いというか、血気盛んでやる気と元気にみなぎっているときに飛び出した人の方が、なんだかんだ言って成功している(やりたいことをやって大きく稼いでいる)人が多いようである。

皆さんもコンサルタントとしてキャリアを築きながらも、若いうちだからこそ掴める様々なチャンスを探しながら、実りあるキャリアパスを歩んでいただきたい。

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