>
>
>
講師Q&A 「投資銀行か会計士か?」
講師Q&A 「投資銀行か会計士か?」

講師Q&A 「投資銀行か会計士か?」

企業に対して、財務的なアドバイスをするという目標はあるものの、公認会計士の資格を取得し監査法人へ入所することと、外資系投資銀行へ就職することとどちらをとるべきか?投資銀行と会計士の役割・業務内容を踏まえて、東京大学の方のお悩みを解決しました。
Thumbnail 40e42dca b159 4850 b4bd 3e1c5dff1386
StrongCareer編集部
Share on
B!

東京大学経済学部 Mさんより質問

私は、企業に対して財務的なアドバイスをするという共通の目標はあるものの、公認会計士の資格を取得し監査法人へ入所することと、外資系投資銀行へ就職することとどちらをとるべきか考えています。

なぜ私が財務的なアドバイスをすることに対してこだわりがあるかといいますと、大学二年生時に、資金調達支援のコンサルティング会社で働いていたことが関係しています。

そこでは、顧客企業が無担保低利息で公的資金を借入調達するために、顧客に代わって企画書を作成するという業務をしていました。

その際に、企業の財務諸表を目にする機会に恵まれ、同時に資金不足によるアイデアの実行困難や、不必要な事業への投資による利益の減少といった問題を目の当たりにしました。

これらの問題を解決したいと考えたことから、私は公認会計士の学習を始め、同時に投資銀行への志望を高めることになりました。

監査法人、投資銀行の両インターンを経験してみましたが、現在では、投資銀行で意思決定のためのアドバイスを行うことに魅力を感じています。
監査法人は、意思決定のためよりも、すでに行われた取引に対する説明の要素が強いためです。

将来的に自分が投資銀行のオフィサーになりたいと考えた場合に、公認会計士として経験を積み、自分なりの強みを持った上で投資銀行に臨むことと、新卒で入社し若いうちから現場で経験を積みながらオフィサーを目指すことのどちらが、オフィサーを目指す上で、その目的を達成しやすいのでしょうか。
またどちらが将来的な自己成長の可能性をより多く与えてくれるでしょうか。

講師からの回答

一般的に公認会計士の資格はかなり汎用性が高くつぶしが聞きますが、あなたの場合は特に公認会計士に何年も費やすより、投資銀行にそのままいかれるのがよいでしょう。
お書きになられた内容はおおむね正しく、会計士の方で職務内容に不満がある人は、たいていが以下の理由です。
1.過去の数字の分析で、将来の決断をアドバイスする、というイメージとかなり離れていた
2.決算期に忙しすぎる
3.昔ほどもうからなくなっており、1000万にはなっても2000万に上がるのに、パートナーにならないと見えてこない(以前と異なり、残業代をつけにくくなっているのです。)

また最近会計士から戦略コンサル、投資銀行調査部を経験した方と議論する機会があったのですが、会計士の監査に不満を感じる理由として、まず若手のペーペーがまず調べるものの、そこで見落とされたものはシニアのレベルにあがってこないのでまずもって穴だらけであることを指摘しています。
また引き当てや償却期間の見積もりなども外部の会計士が判断できるわけも無く、結局企業のいいなりであることが多いことに加え、そもそもお客の企業を厳しく締め付ける監査ができないことなどを”不満理由”として挙げています。

ちなみに会計士でずっと働いてしまうと実は忙しいわりに報酬的には割に合わなかったりもするのですが、会計士を数年やったのち、ファンドのストラクチュアリングやタックス・アドバイスを経験すると、かなり高給の転職が可能だったりもします。

会計士か投資銀行どちらを選んだ後に投資銀行のオフィサーを目指すのかということですが、仮にその目標が本当にあなたが望まれるものであるとするならば、投資銀行にいってしまったほうがよいでしょう。
会計の知識は有用ですが、業務の一部にすぎません。またモデルを作るときに確かによい基礎知識にはなりますが、長期的に大きな差別化要因になるほどのものでもないのです。

なお、投資銀行の資金調達アドバイザリー業務に、過度な理想を持たないほうが、いざ入社後に期待とのギャップに驚かなくてすむでしょう。
これは総じて投資銀行にいえることですが、ビジネス上、たとえ株式オファリングのタイミングでなくてもECMヘッドのバジェット達成のため何が何でもエクイティを薦めるケースも少なくありません。

“壮絶なドブ板営業で社長を丸め込んで海外のシナジーを発揮できないヘッポコ割高会社に高い金つっこませる”ことや、”財務が極めて強固でエクイティファイナンスなんかやったら既存株主にダイリューションが起きて怒られるのに、フィーを稼ぐためにエクイティファイナンスさせたり”という現実に悩まれることもあるでしょう。

ただし、あなたのキャリア選好性が”不況期のダウンサイドリスクヘッジ”に向かっているのであれば、会計士の資格と経験を持つことはセーフティネットとして機能します。
不況で投資銀行の若手が大量に市場に放出され、他の業界では対して役に立たない人が多い中、会計士資格保有者はなにかとつぶしが効くからです。





\\ 過去15年間の外資系キャリア相談・金融スキル研修セミナー //
Dummy1 3a5021c785a64247421b298e1c552bd00e81bd068e765124df37ec814305d965
Dummy2 2b25601816782f8e9a58fe84faa98049eb416164be725328ea425b1e46da7bf8
Dummy3 f351bd3c2d4d0eda5318e41727197d9f4ba115da0ec5d94a74e9924344511168
Dummy4 6bc3e47e92e64128ab07a62c437cfbedce3953c5843bb7413a896546e8746975
Dummy5 54f3381e347fd6503a3d89d94dacffaf5207ba034cb3418a6e1299f5ffe500f7
Dummy6 92640dab12911eb44eb46b1697efc0e24a136775b48a1d0e9544cb99e727459e
Dummy7 87233ab8cbb22d02baa119d32d83cfa78bef326bf52e5ff5c571b43c5fe2deaf
Dummy8 9ceb61bc5a5453d977c3f5bb121da5b1567cee07c258d1c54ab816c04d6ed3a8
Dummy9 faf593019507d7b0a73430721e3e673f214f3989c96d7d21aec02369b030b8da
Dummy10 cc7963c5673a61181749155ef526b9c695559fffced318c8a1684c039b32172b
Dummy11 efc7f8dc5c150d1fd8fa6dddd92208bec2563a290b886f8b1045476c92e6a1b9
Dummy12 4d444d456fdb3a64bc7fa78a33a58d38dd0ce37718ed332e93a1fe16105fb142
Dummy13 127c4d99786b947d9ea151f6afed789a24b583684ae54d9002195f78905ff244
Dummy14 f8c1e7307dbc717d7c602c7c04483522ae0bd95ed76dfb43ec69a31aecbb63fa
Dummy15 9eb156361ef498a617d87f6547abe0ecf5dba149c25854640fdf85445a22eb69