コンサル転職に有利な3ポイントとは?資格・英語・コンサルランキングの実態
コンサルタントになるには、3つの条件が必要
コンサルタントになるには、言い古されていますが(そして面接官によって好みのポイントが”面白いやつかどうか”みたいなケースもありますが)総じて、新卒であれば学歴x協調性xコミニュケーション能力、中途であれば学歴x実績x協調性xコミュニケーション能力が重要になってきます。
当サイトはMBBを目指される方が多いので実態を申しますと、東大京大がやはり強く、早慶一ツ橋東工大、他国公立大も数多くいらっしゃいます。一昔前は東大ばかりでしたが、コンサル大量採用がなされるようになり、その他大学でも優秀な人がたくさん雇われるようになりました。
協調性ですが、コンサルはチームワークが全てです。上司から、同僚から、部下から、秘書さんから、クライアントから、インタビュー相手から好かれつつ、効果的にコラボレーションできることが大切です。どれほど賢くても、協調性がなくて浮いてしまったり、他の人のパフォーマンスを引き下げるような人は、コンサルタントになってもすぐに干されてしまうのです。
コンサルタントに転職してなるには、新卒と違い職歴と実績、またそこからくる実体験に基づいた志望動機や原体験が重要になってきます。仮に職歴がショボくても、学歴がしっかりしていて(つまり東大か京大の理系で20代だと、再チャンスを貰え安い)、その職務経験からくる問題意識と志望動機がしっかりしていると、某人材会社の子会社みたいなところからトップティアの戦略ファームに移る、というケースも最近ありました。(この方は弊社転職対策セミナーに参加されましたが転職成功時、年収は350万から一気に800万にアップでした)
コンサルタントに転職すると、年収はどれくらい貰えるのか?2020年直近版
コンサルタントになるには、どんな資格が有利なのか?
さて、よく聞かれるのが”コンサルタントになるのに有利な資格は”という問いですが、”コンサルになるうえで有利になる資格”など別にないので、頑張って資格の勉強で遠回りする必要はありません。
コンサルタントになるには、英語はどのくら必要なのか?
コンサルタントになるための資格とともによく誤解されがちなのが英語力です。ズバリ、入る段階ではいらないです。BCGとかでも、日本オフィスは他のコンサルタントもクライアントも日本人が大半なので、英語力がないから落ちるということはまずないです。(もちろん、英語力が無いと入社後入れるプロジェクトの幅が狭まるので、英語力があるに越したことはないのですが、コンサルタントになるために一生懸命英語力を鍛える、というのは、あまり効果がないので気を付けましょう)
なお、たまにTOEIC800とか、TOEFL92とかを中途半端に履歴書でアピールされる方がいますが、TOEICは実際の話、満点でも英語使えない人がたくさんいるので大したプラス効果はなく、TOEFLも110超えないとトップMBA留学には足切りされるレベルなので、くれぐれも”コンサルタントになるために中途半端に英語の資格勉強に勤しむ”というのは、避けましょう。
コンサルランキングの実態とは?
最後に、みんな大好き”コンサルランキング”の時間です。これは何をもってランキングを付けるのか、また誰の視点でランキングを付けるのかによって変わってくるので、どの基準が大切なのか自分なりに考えてみましょう。
一般的にはMBB(マッキンゼー、ボストンコンサルティンググループ、ベイン)がトップティア、セカンドティアにStrategy &, ATカーニー、アーサーディーリトル、アクセンチュア、サードティアに、、、これは名を上げるのを控えますが、大抵はこのようなコンサルランキングを信じている人が多いものです。
しかし国によっては強いファームのランキングが違うこともあります。さらに、何せ人ビジネスなので自分がつく直属の上司によっても、またアサインされるプロジェクト次第でも、コンサルの経験は大きく変わるものです。
また自分にとって大切な”コンサルランキング”が、レジュメのブランドなのか、収入なのか、楽しさなのか、和気あいあいとした社風なのか、ワークライフバランスなのか、何を重視する価値観なのかによっても、自分にとって意味のある”コンサルランキング”は変わってくることでしょう。
だからこそトップティアではない、セカンドティアやサードティアのコンサルファームへの”志望動機”をつくるときは、どの基準で言えばそのファームを目指すことがメイクセンスなのかを考えることが重要になってきます。(といっても、マッキンゼーとウチ両方受かっても、ウチ来てくれますか?という問いを突き付けられることもあるので、逆に言えば”どの基準で言えば御社は最高水準のファームだと思いますか?”という問いを感じよく聞くことも重要です。
(残念ながら、これに正直に応えられるコンサルタントは多くないのですが・・・大抵、”人だね”とか、”顧客に寄り添うこと”とか、”結果主義”とか、どこでも適当にいえそうな回答が返ってきた時は、そのコンサルタントは特に何も考えてないと見なして間違いないでしょう。)
ともあれコンサルタントになるには、学歴や職歴は満たしたうえで、英語力や資格の有無にとらわれるより、協調性や相手を理解し尊重し、明確に意思を伝えるコミニュケーション能力、そして抽象的な伝聞ではなく、原体験を基にした説得力ある面接を心がけましょう。