履歴書・面接で見破れない「職場での相性」
プライベートエクイティ転職に成功するひとは、エリート中のエリートだ。名門大出身なのは当たり前。ゴールドマンやマッキンゼーでの経歴も特に普通。コロンビア大学のMBAをもっていても「ああ、ニューヨークいったんだね」といった感じだ。
こうした「地頭のよさ」と「勤勉さ」は履歴書等で可視化されるので分かりやすい。他方で、入社後の「相性」や「ケミストリーフィット」というものは、面接をしてもなかなか見抜けない。だから、「ちょっとやばいひと」たちもプライベートエクイティに入社してくる。
本コラムでは、プライベートエクイティ入社後社内で嫌われる人の典型パターンを解説し、そこから得られる教訓について述べてみる。
もったいぶったエリートは即アウト
大企業を創業したり頂点まで登りつめたりする人ほど、能力もさることながら人格も一流なものだ。謙虚且つ人格者でないと良質のクライアントや取引先もつかないし、社内の人間も、そのリーダーにはついていかない。
しかし、それに気づかない若手の自称エリートは意外に多い。
最近は、...