なぜコンサルティングファームは、上場しないのか?
マッキンゼー、ベインアンドカンパニー、ボストンコンサルティンググループなど、グローバルで何千、何万のコンサルタントを雇う戦略ファームも、上場はしていません。経営は一部のパートナーで持ち合う、パートナーシップ制です。
あまり真面目に考えたことのないトピックかと思いますが、これはなぜだと思われますか?
たとえば外資系金融機関も長らくパートナーシップ制で運営されてきました。ゴールドマンサックスが最たる例ですが、カルチャーが損なわれるのでは、という論争の末、結局上場しました。
また投資会社はどうでしょう。プライベートエクイティファームが公開株として上場するのは、コンフリクトがあるとしてこれも投資家の批判にさらされました。
コンフリクトというのは、プライベートエクイティへの投資家は、10年後のリターンを最大化してほしいわけですが、公開株の投資家は毎年の短期のリターンが重要な人たちだからです。
それでも結局、KKRもブラックストーンも上場し、結果的には大成功しました。
ではなぜ、BCGやマッキンゼーなどは、...