コンサル面接で”言ってはいけない弱み”~面接で言う弱みが、ガチで弱すぎる!!?
コンサル転職の面接で”弱み”を聞かれることもよくあります。そのとき、皆さんはどのようにこたえられていますか?
「コンサル面接で聞かれるあなたの弱み」対策、3つの原則
基本的なコンサル面接のルールとして
1.自分の弱みを把握しているという自己認識に対する成熟さを見せ、
2. かといってコンサルをする上での決定的な弱みは言わず、
3.裏を返せば強みになっている
この3つの原則を意識しましょう。(もちろん、正直に自分と向き合い、本当の自分を知り、それを誠実に説明する姿勢が必要なのは言うに及ばずです。)
弱みがないと言われればその人の自己認識や成熟度が疑われます。
かといって✔「頑張りすぎてしまうことです」✔「他人の分も仕事をしてしまうことです」✔「面倒を見すぎて、自分を犠牲にしてしまうことです」というのも、新卒時代と変わらず極めて白々しい”弱み”です。
コンサル面接では、破壊的な弱みは御法度~むしろそうなら、受けてはいけない
しかしながらもちろん、✔「論理的思考に弱いことです。数学全然できません」や、✔「独りよがりで自分勝手なところがあります。求める水準が高いのか、周りがついてこないことがあります」、また✔「遅刻してしまうことです」などの、コンサルとして、またプロフェッショナルとして致命的な弱みを思う存分白状するのは、考え物です。
むしろ、本当にそうなのであれば、向いてないということなので、早めにそうでない仕事に切り替えられることをお勧めします。
コンサル面接で語る「弱み」は、適度に深い自己認識と、裏返せば自己アピールを
たいてい弱みというのはみな同じような無難なことを言ってくるのですが、うまい人は適度に深みのある反省に基づいた、裏を返せば強みになっているポイントをアピールしてきます。
しかもその”裏返せば強み”アピールが、アカラサマでなく自然で、可愛げがあるのです。
または、自分の失敗例と絡めて、そこから学んだ教訓という形で建設的で前向きな話を打ち出します。
例えば「人を簡単に信じすぎるところがあります。投資先の経営陣の話を信じすぎて、数字が計画を未達であるのに経営陣を後退せず待ちすぎて、業績がかなり悪化しました。あとでその経営陣が、不正に数字を捜査していたことがわかりました。信じるというのは、信じる前にキチンと信じられるかどうかのデューディリジェンスをしたのち、賢く信じることが大切なのだと学びました」
というように、要するに私はいい人で、かつ失敗からも学びました、というポジティブなトーンでまとめるのがよいでしょう。
しかも、結構赤裸々な失敗を正直に心を込めて開示されると、他の要素で全体的にあなたが気に入られていると、一周回って”正直に弱みを開示する誠実な人だ”と、更なる加点要素になったりもします。
なお、これをそのまま面接でおっしゃられても困るので、当然皆さんの本当の実体験に絡めて正直に話して頂きたい旨も、付け加えておきます。
ちなみに本サイトの”面接対策コラム”は、面接で違う自分を演じたり、面接官に好印象を与える表層的なテクニックを書いているわけではありません。
面接でどうせ絶対に聴かれる基本的な質問に対し、十分に正直に自分と向き合ってこそ、話した時に白々しくない、説得力ある、本当の自分を表す説明ができるのです。