プライベートエクイティ転職:業務内容の面白さと給料の現実

プライベートエクイティ転職:業務内容の面白さと給料の現実

プライベートエクイティは、アソシエイトでも投資先の大株主として尊重されます。しかし、ビジネスモデル上、若手の間は給料ダウンは覚悟しましょう。

コンサル・投資銀行後の転職先として人気のプライベートエクイティ

コンサルや投資銀行1~5年のキャリアをつみ、次のステップとしてPE(プライベートエクイティ)を考えている人は非常に多い。


理由としては、

  • ①長時間労働いい加減につかれた、
  • ②自分もアドバイザーだけでなく、プリンシパルとして自己勘定投資を経験してみたい、
  • ③将来キャリーがもらえるので手っ取り早く億万長者になり、その後好きな人生を楽しみたい、
  • ④、起業を考えているが、まず企業買収・経営に携わって予行練習にしたい、

などがあるだろう。最近では、会計士や弁護士出身で、同じ動機をもってPEへの転職を目指すひとたちも実は増えている。


しかし、現実は一体どうなのだろう。LPからファンドの資金調達をしたわけでもなく、超有望投資・買収案件のソーシングを担ったわけでもないあなたは、もちろんパートナー格でPEにはいれるわけがない。PEによっては、「どんなに他社で経験を積んでいようとそれは不問とし、一旦は必ずアソシエイトではいって這い上がってもらう。」というポリシーを掲げるところもあるのである。


生え抜きの既存社員の頭を飛び越してその上司としてディレクター採用することで、アンフェアな雰囲気を社内に作りたくない、という思惑も当然ある。と同時に、転職先として絶大なる人気があるからこそ、「下っ端からがんばれるくらいの気概はありますか?」と言わんがばかリに、PEでなりふり構わず一生懸命頑張る意志を確認したいのが実情である。


それでは、結局PEに転職しても、パートナーでない限り地獄から地獄への転職となるだけであまり変わらないのだろうか?実は、それは違う。ワークライフバランスは超下っ端のアソシエイトでもコンサル・投資銀行と比べれば天国の様に楽なことは事実であり、しかもPEならではの経験をアソシエイトレベルからでも十分に経験させてもらえるのだ。


アソシエイトレベルでも、投資先から見れば大株主

一例をあげよう。まず、PEはミッド・ラージキャップ(50億~500億)の企業の支配権をバイアウトして経営権を握るのが相場だ。その際、取締役やその他役員として、PEからも出向する場合があり、この機会はアソシエイトにも開かれている。


LPのお金を集めて運用しているだけなのだが、あなたのような「PEからきたアソシエイトのひと」でもポートフォリオ企業の全員が「尊重すべき大株主の方」と大切に扱ってくれることだろう。(そして、PE・ポートフォリオ企業間の友好関係をはぐくみ続けることも出向するあなたの超重要な仕事だ。)


取締役に就任するのはディレクター以上だとしても、アソシエイトの貴方もポートフォリオ企業の役員や非常勤社員になり、取締役会に出席することも可能だ。ポートフォリオ企業の顧客やメインバンクと掛け合うといった非常に実務的な経験も積めることだろう。


上記はあくまで「アソシエイトとしてはいるPEライフ」の一部をかいつまんだにすぎないが、コンサル・投資銀行時代には味わえなかった非常に意義深い経験であることは間違いない。


プライベートエクイティのアソシエイトは、年収ダウンを覚悟

では、「アソシエイトとしてはいるPEライフ」のネガティブポイントはなにがあるだろうか?それはずばり、昇格速度と年俸にある。コンサルや投資銀行、そして弁護士稼業などは、大手ファームがかけた「トータルの工数」に応じて高いフィーを顧客に請求できる要素が多分にあることもあり、その膨大な力仕事(英語でleg workといったりする)の工数の多くを担うアソシエイト・VPレベルのみんなの年収も1500~3500クラスと高いのが相場だ。


しかしパートナーシップで運営され、「キャリー」目的のビジネスであるPEはお金の周り方が違う。大量のファンドレイズに貢献したり、多額のキャリーを生むような投資案件をソーシングしてきてクローズまで持ち込まない限り、いくら「工数」をかけても意味がなく、アソシエイトの報酬にもつながらないのである。


年次や特殊スキルにもよるが、PEに初めて転職するあなたは1200万~1600万で数年過ごす覚悟は必要だろう。そして、パートナーへの昇格などは、「工数」にはますます関係ない。「新規LPも自分のツテをたどって次号ファンドへのコミットメントをもらい、儲かる会社の創業オーナーも私がかけあって口説いてきます!」というふてぶてしさと結果を見せない限り、PEでのパートナー昇格はまず期待すべきではない。


そう、「こいつ、うちのパートナーにしないと、そのうち独立してライバルファンドつくりそうだな」と思われる人材こそがパートナーになってゆく

上記実情をしっかり理解したうえで、PEへの転職の道を模索してもらいたい。

 

 

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