『コンサル面接対策:コンサル採用マネージャーは、コンピテンシーを見ている!』

『コンサル面接対策:コンサル採用マネージャーは、コンピテンシーを見ている!』

コンサルインタビューで見られる重要な”コンピテンシー”の中身に関し、解説します。 著者紹介:山岸慎司。国内大手企業の後、外資系戦略コンサルティングファームで勤務。その後、複数の外資系企業で、事業部長、執行役員、社長を歴任。現在は経営コンサルタント、国家資格キャリアコンサルタント、ワークライフバランス認定コンサルタントとして活動する。東京大学農学系修士、ロンドン大学インペリアル校経営管理学修士(MBA)。

私は以前、外資系戦略コンサルファームで、採用担当をしていた。コンサルプロジェクトの激務の合間に、大勢の優秀な学生・社会人の面接をした。その時に何を評価基準にしていたかをご説明する。 

コンサル会社の最終面接では、意外な点が見られている!


コンサル会社への応募者の多くは、ケーススタディや面接の対策に、ものすごく時間をかけている。すなわち、経営戦略、マーケティング、ロジカルシンキング、フェルミ推定などの書籍を読んだり、グループ勉強会をしたりといった準備に余念がない。

 

コンサルタントとしての基本OSとなるこのような知識・スキルは、「ある程度のレベル」があればよい。そして基本OSについては、1次、2次面接で若手コンサルがチェックするので、その後のマネージャー面接や、パートナーとの最終面接では、実はあまり重視されないことが多い。(むしろ、準備をやりすぎたことが見え見えで、その結果として、賢そうに振る舞うだけの奴はいらないと思うマネージャーも多い。)

 

実際に、マネージャー以上の面接で見られるのは、知識・スキルよりも深いレベルの能力、すなわち、「コンピテンシー」である。

 

コンサルタントの適性とは:コンサル面接では、コンピテンシーが重要!

 

ここでまず、ビジネスにおいて必要な能力について、定義付けをしておきたい。人の能力は、表層的な部分から順番に、知識、スキル、コンピテンシーの3階層になると考えられる。(他に、価値観や動機付けを加える定義もあるが、ここでは簡略化する。)

 

最も表面に見えている能力は、「知識」である。知識とは「ある領域の仕事に利用可能な、知っていること」で、後天的に比較的短時間で身につくことが多い。例えば、経営戦略論、組織論、システム設計技術、業界動向などが該当する。

 

知識の次にくる能力は、「スキル」である。スキルとは、「汎用的に使える技巧的能力」で、体得するまでにはトレーニングと実践の繰り返しが必要である。例えば、イシュー分析、プレゼンテーションスキル、コミュニケーションスキル、論理的思考力などがある。

 

そして最も深いレベルの能力が「コンピテンシー」である。コンピテンシーとは、「高い成果を発揮する行動特性」と定義付けられる。例えば、達成志向性、顧客志向性、関係構築力、イニシアティブ、セルフコントロール、自信、チームワークなどがある。コンピテンシーは、安定的に高い成果を発揮するための必要要件で、先天的な個人特性に起因することも多いため、「付け焼き刃」では体得しにくい。

 

コンピテンシーは、ハーバード大学のマクレランド教授の研究がベースとなっており、  1990年代に、世界的な人事コンサルティング会社のコーンフェリー・ヘイグループなどがグローバル企業に普及させた。現在ではほとんどのグローバル企業が、業績評価と合わせて、採用や昇格のためのコンピテンシー評価を導入している。外資系コンサル会社や外資系金融も、採用面接のクライテリアではコンピテンシーを重視している

 

コンサルタントの最終面接で見られる評価指標、コンピテンシーとは?!

 

では、実際にコンサル会社のマネージャー以上は、面接で何を見ているのか?

代表的な4項目を見てみよう。

 

  何かを本気でやった経験があるか?

学校の勉強以外で、部活、アルバイト、ボランティアなどに、本気で取り組み、成功や失敗の経験をしたことがあるか。コンピテンシーの中で、イニシアティブ(自分から行動を起こす)、達成志向性(高い目標に到達しようと努める)、セルフコントロール(ストレスがある状況でも、落ち着いて行動する)などが評価される。

 

  さりげない自信が感じられるか?

コンサルタントは、自分に自信がないとつとまらない。自然な会話の中で、感じ良く自分のPRができるセンスが問われる。コンピテンシーの中で、自信(自分を信じ、レベルの高い仕事に挑戦する)、リーダーシップ(チームを効果的に導く)などが評価される。

 

  親世代のクライアントに信頼されそうか?

外資系コンサルの顧客の多くは、大手企業のエリート社員である。中心は40代、プロジェクト責任者は50-60代である。彼らに信頼され、かわいがられるタイプかどうかは、若手コンサルの必要要件である。コンピテンシーの中では、誠実性(自分の考えを素直にオープンに発信し、行動も伴う)、関係構築力(個人的な信頼関係を意識的につくれる)などが評価される。

 

  話題に広がりがあるか?

幅広いことに興味を持っていることは、コンサルの適性の一つである。③とも関連するが、年長者の興味に合わせた会話ができそうかも、よく見られる。野球、サッカーなどのスポーツ関連や、芸能界、ファッションなどで、最近の話題に関心をもっているか。知らない場合でも、気の利いた質問で返せるかが大切である。コンピテンシーの中では、情報指向性(多くの情報を収集する)、顧客志向性(相手のために行動する)などが評価される。

 

このように、マネージャー以上には「コンピテンシー(高い成果を発揮する行動特性)」が見られることを意識して、採用面接を突破してもらいたい。 

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