PEファンド転職面接対策テキスト~プライベートエクイティ転職対策決定版 (2025版更新完了)!
プライベーエクイティ転職志望者に絶大な人気を誇る一冊です。長年PE業界で働き、数多くの面接をしてきた執筆陣による、PE業界転職志望者が知るべき業界の実態と、それに紐づく資質、面接のポイント、また入社後に順調に昇進するための要諦を、豊富な具体例と共に一冊にまとめてあります。
コンサルや投資銀行、総合商社、海外トップMBA留学中のPE志望者の皆様のみならず、PE業界勤務中でLP投資家目線を身に着けパートナーを目指す皆様にも、大変高く評価されている自信の一冊です。
プライベートエクイティビジネスの本質と日々の業務内容、入社後のパフォーマンスレビューポイントを総花的に紹介するのではなく、要点をすべて、PEファーム転職面接時のインプリケーションに繋げています。
第一章 プライベートエクイティ転職前に抑えたい、ビジネスモデルと業界全体像・主要プレーヤーの実態
プライベートエクイティビジネスの基本的な全体像をきちんと理解されていますか?
本章ではコミットメントサイズ、マネジメントフィー、キャリー、ハードルレート、GP、LP、ファンドオブファンズ、年金基金、エンダウメント、ファミリーオフィス、ゲートキーパー等々、プライベートエクイティ業界の基本的な用語の意味からビジネスモデルの本質を、全てPE業界への転職や面接へのインプリケーションに繋げて詳細に論じます。
本章を学習されることで、プライベートエクイティ転職時に必要なPE業界の基本を、確実に抑えられます。(15年PE業界で働いて学ぶ重要コンセプトの内、優先順位の高いキーワードを、実践的に解説しています。)GPやLPやキャピタルコールやネットリターンやDPI等、マッキンゼーやゴールドマンにいただけでは意外と全く知らない、PE業界では当たり前の基本知識に関し、面接で必要なレベルは完全に網羅しています。
✔ビジネスモデルと主要各プレーヤー(GP/LP)全体像
*プライベートエクイティ業界は投資リターンに連動し、次回ファンドレイズ金額が変わるため、勢力図も数年で大きく変わったりします。少し前まで無名だったアスパラントは2024年12月18日に4号ファンドを867億円でクローズしたニュースを発表しました。これに対し、昔からの老舗ファンドで、ファンドサイズが大きくならないどころか縮小し、投資先のライトオフが続き次回ファンドレイズが窮地に陥るところもあります。GP,LPともに、PE業界の主要プレーヤーを確実に把握しておきましょう。
✔PE転職者必須の重要コンセプト:プライベートエクイティ投資で求められるリターン水準(グロス/ネット)とは?
✔プライベートエクイティ案件 リターンの3大源泉
GPに投資するLPの中でも、特に多くのLP投資家の資金を束ねるFund of Fundsなどは、各GPのPE案件のリターン源泉が何なのか、分析・報告したりします。レバレッジ、マルチプル、オペレーショナルバリューアップの3要素のうち、特に重要な要素と、それがプライベートエクイティ業界への面接対策にどう繋がってくるのでしょうか?
✔PEビジネスモデルの理解に紐づく、必要なスキルとは~それに紐づく面接アピールの重要性:単に担当案件の投資とバリューアップ、エグジットだけでなく、プライベートエクイティファンド全体をマネジメントする視点を持っているかどうかで、大きな差がつく
(*写真は、テキスト本編より抜粋)
この”ファンドマネジメントの視点”は、アソシエイト、ディレクターなどのレベルでは特に求められませんが、LP投資家に対応するパートナーレベルまで視座をあげると、その重要性が一挙に増してきます。そして単に投資先のマネジメントをするだけではなく、ファンド全体をマネジメントすることができて初めて、PEファンドマネジャーと呼ぶことができるのです(できないのに自称している人もいますが)
✔プライベートエクイティ投資における、ディールストラクチュアリングの重要性(特に海外LP投資家にとってのプライベートエクイティ投資リターンを大きく左右する、ディールストラクチュアリングのポイントを概観します。なお、海外LP対応や富裕層の資金を節税のためにケイマンで止めるユニットトラスト、LPSと公募投信の違いなど、テクニカルすぎる議論は面接で求められないため、細かすぎる話は言及されません。あくまで投資ケース面接対策として必要なレベル感に収まっていますので、ご安心ください。)
✔PEファンドの投資が失敗する5大典型的パターンを理解しよう
PE投資の失敗の結末は、悲惨です。一つのファンドに約8つほどの案件があるとして、一つの投資先のライトオフは、キャリーのサイズ及びその有無に大きく影響します。ライトオフ2つ出れば、次のファンドレイズの雲行きが怪しくなり、かつキャリーが出なくなると優秀な社員が抜けていくので、ファンドレイズが更に厳しくなり、一気に瓦解の道をたどったりします。
そして何故だか、社運を賭けた一番大きな案件に限って、悲しいかなライトオフになることが多いのです。
これは、今まで得意としていたサイズ・領域の投資と異なる大型投資で、これまでのバリューアップパターンが通用しなかったり、そもそもシクリカルなセクターに投資してしまい、バイアウトファンドがガバナンスを利かせたところでなんの意味もなかったり、当初のInvestment Thesisに拘り失敗を認めるまでに時間がかかりすぎたり、正直にディスクロージャーせずに銀行を怒らしてリファイナンスに応じてもらえなかったりいろいろとその理由はあるのですが、ここでは典型的な理由を挙げ、面接での議論へのインプリケーションにしっかりと繋げます。
(*写真は、テキスト本編より抜粋)
✔「どのような投資をしたいのか?」と聞かれたら、PE転職後に投資委員会で案件を通すためのフレームワークを意識して答えよう
(参考コラム)プライベートエクイティ面接の最後にこれを聞け!投資テーマ差別化最前線!
この「どのような投資をしたいのか?」も、プライベートエクイティ投資面接でほぼ必ず聞かれる典型的面接質問です。これはマッキンゼーやゴールドマン出身者でPE投資のデューディリジェンスをしたり、ファイナンシャルスポンサー向けカバレンジバンカーを経験した人でも、いざ面接で聞かれると、実にしょぼく、浅く、嘘くさく、白々しい回答に終始することが多かったりします。
逆にお父さんが事業家でその事業承継に失敗した経験があったり、M&AアドバイザリーでPMIで失敗した案件の理由が経営陣選定の失敗だったりした人の方が、PE投資のあるべき姿に関する説得力の強い原体験をお持ちだったりします。
本テキストでは、プライベートエクイティ転職面接の投資ケース問題で、どのような要素を頭に入れた議論が必要なのか、言い換えれば実際の投資委員会で若手アソシエイトがパートナーから詰められるのはどのようなポイントなのか、実務と面接対策に落とし込んだ教訓を解説しています。
第二章 プライベートエクイティ リターンの3大源泉と、選考へのインプリケーション
プライベートエクイティの業務内容の実態と、(面接でアールしたい)それに活かせる強み・致命傷になる弱みを理解されていますか?
プライベートエクイティ業界での面接に臨む前に、プライベートエクイティ案件の3大リターンドライバー及び、具体的な各論を深く理解しておきましょう。
(*写真は、テキスト本編より抜粋)
本章ではオペレーション改善、レバレッジ、マルチプルの3大要素をより具体的に分解し、解説しています。
本章を学習されることで、結局のところPE転職後に各自がどのような価値を出さなければならないのかを具体的に理解し、選考・面接へのインプリケーションに繋げます。
✔PE投資後の、ガバナンス強化の実態
✔レバレッジを通じた3大バリュークリエーションパターンとは?
✔PE案件投資後の、マルチプルエクスパンション5大パターンとは?
✔「どのような投資をPEでしたいのか?」と聞かれたときに意識すべき、PE投資フレームワークの全体像とは?
✔プライベートエクイティが世の中に提供する本質的価値とは?
第三章 プライベートエクイティ ビジネスモデルの理解に基づく、必要なスキルと面接へのインプリケーション
プライベートエクイティファームへの面接で、御自身の経歴の中から「本当の売り」になるストーリーを選び、的確に答えておられますか?
プライベートエクイティファームへの転職面接で何をアピールするのかを考える前に、PE業界のビジネスモデルへの理解に紐づく、PE業界で重要視されるスキルと行動特性を深く理解しておく必要があります。
本章を学習されることで、PE転職後に必要なスキル及び行動様式・思考様式の中、優先順位が最も高い10大パターンを理解し、PE転職の面接に効果的に繋げることができます。
✔ファンドレイズの重要性と必要な特性
✔ディールソーシング~評価されるソーシングと、全く評価されずに馬鹿にされてしまうソーシングの違いとは?
✔なぜ「共同投資案件」がファンドとLP投資家にとって、それほど重要なのか?
✔日本のプライベートエクイティ 4大ディールアングルとは?
✔モニタリング/バリューアップの要諦と、面接で語るべきストーリーとの連関性~アソシエイトとディレクターの分かれ目となるスキルとは?
✔プライベートエクイティ投資後の、エグジット成功の3大要件
✔PE転職後に活躍するのに必要な、PE主要機能にリンクした5大特性とは?
✔プライベートエクイティファンドが世の中に提供する本質的価値・ガバナンス設計の要諦と、面接で示したい行動特性とは?
第四章 プライベートエクイティ転職後、パフォーマンスレビュー指標10大パターンと、面接へのインプリケーション
✔重要!いざプライベートエクイティファームに転職したら、一体どのような業績評価基準で評価されるのか?
プライベートエクイティ業界に転職される前に、そもそも転職後にどのような基準でパフォーマンスが評価されるか、御存じでしょうか?
自己PRが的外れにならないためには、そもそもPE転職後に社内で、「どのような業績評価基準で自分が評価されることになるのか」を、深く理解しておくことが重要です。
(*写真は、テキスト本編より抜粋)
プライベートエクイティ転職時の面接では、当然のことながら「この人は入社後、社内の業績評価項目に照らし合わせて高く評価され、将来はパートナーとして活躍してくれそうな蓋然性があるかどうか」が見られることになるのです。
本章を学習されることで、プライベートエクイティファームへの転職後のパフォーマンス評価基準を深く具体的に理解し、PE転職面接へのインプリケーションへの理解に繋げることができます。
参考:PEファンド転職後のパフォーマンスレビュー基準説明~仕事がデキる人の特徴とは?
第五章 パートナーとLP投資家の「典型的Q&A100選」と、PE転職面接・日常業務へのインプリケーション
✔超ハイレベル実践編:LP投資家とPE創業パートナークラスの議論10大トピック、「具体的Q&A100選」を、実践的に解説!
これで目線を単なるアソシエイトやディレクターではなく、PEファーム全体を経営するパートナー及び、顧客であるLP投資家の目線に!
PE業界転職前に、一流のPEプロフェッショナルがLP投資家とどのような議論をしているのか、きちんと理解されていますか?
PE転職後の”PEプロフェッショナルとしての成長速度”に大きな影響を与えるのが、「プライベートエクイティプロフェッショナルとしての目線の高さの違い」です。
(*テキスト本編より抜粋)
たとえば、大半のアソシエイト、ディレクタークラスのプライベートエクイティプロフェッショナルは、自分が担当している1案件でどれだけ自分が評価されるかばかりに集中しがちで、周りと上が見えていません。
しかしプライベートエクイティ業界のパートナーとして活躍するには、プライベートエクイティファンドの本質的な顧客であるLP投資家の目線と、期待値を理解している必要があります。
本章を学習されることで、実際に世界有数のプライベートエクイティファンドLP投資家が、日本のプライベートエクイティファンドへの投資を検討する際にデューディリジェンスをする10大パターンと、厳選した100個の典型的Q&Aについて、極めて具体的に理解することができます。
PE業界への転職を目指す方のみならず、PE業界で勤務中で将来はパートナーへの昇進を目指したい、アソシエイト~ディレクタークラスまで幅広くご活用いただけます。
(*テキスト本編より抜粋)
【PEファーム社内研修にも最適!】トップティア・LP勤務者が、日ごろ自分たちが聞いているPEファンドのパートナーへの質問内容と質問の意図及び、PE投資プロフェッショナル達の日常業務へのインプリケーションを解説します。
第六章 プライベートエクイティ転職実践的面接対策~絶対に評価される10大ポイントと、面接前に出来る準備
マッキンゼーやベイン、ゴールドマンサックスやHBS留学中などのMBA生が大量にレジュメを送ってくるプライベートエクイティ転職選考過程の中で、面接で典型的に問われるポイントと、差がつく回答の留意点を徹底解説します。
参考:マッキンゼー/BCG社員のプライベートエクイティ転職志望動機5パターンとは?
特別付録: 【プライベートエクイティ転職後のキャリア展開15パターン】
*大成功5パターン、中成功5パターン、大転落5パターンは、30後半までに勝負がついている!
その具体的実例と共に、自身のPEキャリア戦略の指針策定にご参考頂けます。
分量:合計A4 101ページ (B5書籍200ページ相当)
特典:御購入者はストロングキャリアのPEファームで勤務する講師陣に、こちらから無料オンラインキャリア相談を受けることが可能です(回答はHP上コラムではなく、メールで行われます)。
用途:(記載内容の秘匿性及び専門性の高さから)御購入者様本人に限らせていただきます。また、人材紹介企業・エージェント企業様への販売はしておりません。御理解に感謝申し上げます。
テキストユーザーからの声:詳細なPEファンド業界の説明、そして徹底したPEファンド業界志望者目線(総合コンサル→国内PEファンド)
PEファンドといえば、志望者の数とオープンソースから得られる情報の非対称性が最も激しい業界、業種の1つだと思います。
私自身PEファンドへの転身を目指しインターネットや本など情報を探し回りましたが、PEファンドの全体像や実務について詳細に書かれているソースにはなかなか出会えなかった。やっとのことで出会えた『バイアウト-産業と金融の複合実務(2009年:佐山展生、山本礼二郎)』であったが、こちらも絶版で入手に相当苦労した。そんな中で、有難いご縁からこちら『PE転職面接対策&PE入社後1~5年目の教科書』に出会わせて頂きました。
こちらは、現役でPEファンド業界の最前線で活躍される方が実際PEファンドへの転職から実務の経験、そしてその後のキャリアと、PEファンド業界の転職と転職後の成功に必要な知見を漏れなく書き表したもので、PEファンド業界の全体像からPEファンド面接典型例、PEファンド転職後のストーリーまでが詳細かつ軽快に描かれている。
非常にボリュームがあるものの、ポイントが明確で文章が面白いので、PEファンド業界に興味のある方はあっという間に読み終えてしまうと思います。
また、この教科書が凄いところは、終始一貫してPEファンド業界志望者目線であることです。そもそもここまで詳細なPEファンド業界の説明をしてくれるソース自体ほとんどないと思います。
1つ1つの説明の後、その知識が面接でどう問われるか、PEファンド採用者がどういう人材を求めているかという目線でのメッセージを添えてくれおり、この点が他の情報ソースと一線を画すところであり、この教科書が非常に優れているところの1つであると思います。
このメッセージがあるおかげで、1つ1つのトピックごとに自分のPEファンド業界の知識が深まると同時に、志望動機や面接対策も同時に進めることが出来るので、PEファンド業界の転職を進める上で、今自分の知識レベル、準備がどの地点にいるかのマイルストーンになり、何度も助けて頂きました。